こんにちわ。
今回も混浴露天風呂連続殺人事件シリーズの劇用車をご紹介していきます。
今回は11〜14作目、今回の劇用車はかなり濃いです。早速見ていきましょう。
まず11作目(1992)。この回は伊豆大島近辺の諸島が舞台だった為、島内の移動手段に二輪車を使うほど、車の登場が少な目です。
しかし、その分メンツは中々に濃い印象が…
一行を乗せたカローラが、宿泊先の別荘に入ります。登場シーンはここだけ。
今作のクラウンはここ。すぐに別の島に移る為登場シーンはさほど多くありません。
今回は島から島へ飛ぶ為、島毎に車も変わります。
次の島でのシーン。
前はジャンボタクシー。エスティマは登場して間もないので流石にハイエース?奥のタクシーはマークⅡ辺りでしょうか。
別荘から消えた人を探すシーン。
自転車や原付も使われる中ここのゲスト組だけは車でした。恐らく愛車かな?
Aの文字が見えることから2代目スズキアルトでしょう。アルトってこの頃からいたんですね。
遺体発見現場にやって来たのは消防車…?
島だからか救急車ではなく消防団保有の消防車が登場です。初代F22日産アトラス100/150ですね。場所によっては現在も保有しているところがあるとか…?
途中島の観光をする左近山口コンビ
タクシーですがここだけなのでよく分かりません。上に付いてるのは島内サイクリング用の自転車置き?
途中表の駐車場に出てくる山口警部補
ここである物を見つけることによって、事件の真相が明らかになり始めます。
手前に見えるのは8代目T150系コロナ後期。
ヨーロッパ車のようなデザインが特徴的です。
奥は分かりにくいですが序盤に出てたカローラ?(まさかとは思いますが)
一旦本土(今回は島なので)に戻った左近警部が再び島に戻るシーン。
Y30セド/グロセダンスタンダードです。Y30の一部も丸目だったんですね。
ここからだとセドがグロか分からん…。
因みに舞台の大島は東京都なのでタクシーナンバーも品川ナンバーです。ちょっと不思議ですね。
ラストシーン。GX81マークⅡ覆面とY50サファリ。島らしくサファリがいます。ガチもんなのか劇用車なのか…。
続いて12作目(1993)。左近山口コンビは誘拐の捜査の為、一路新潟へ飛びます。
上越新幹線で新潟入りした後、レンタカーを借りた2人は村上市内へ。
今回のレンタカーはマツダアンフィニMS-8MB型。久々のマツダ車になります。
アンフィニというのはマツダの高性能上位モデルでの採用に始まり、1991年にはそれまでの「マツダオート」店を改称し、マツダながら独立したブランドとして販売が行われました。
アンフィニの販売車は、マツダブランドからのモデルチェンジ車(RX-7などが該当)かMS(英語で大いなる思いを表すMegalo Spiritsの頭文字)+数字を組み合わせた独自車種の2パターンがあり、今回のMS-8は後者に当たります。
1992年にマツダブランドのペルソナの後継車種として登場。ペルソナのコンセプトでもある「インテリアイズム」を継承しました。
チラッと登場した覆面車。
マークⅡの文字が一瞬ですが読み取れます。
今回の犯人車。マツダMS-6GEです。
アンフィニモデルの先陣を切った車両。ボディ一体型のリアウイングスポイラーは、ドイツを中心に欧米諸国から人気を博したとか。
一方で日本では中々売れず、カペラが復活した94年に日本では早々に販売を終了しています。
因みにこいつ、かつてはS13シルビア共々警察車両としては重宝していたそうな。
毎度の如く、左近警部は捜査の為一旦帰京。
福島から別のレンタカーを借りて合流します。
今度の車種は7代目マツダファミリアセダン後期(フロントグリルが狭くなってる為)
小型車としてのイメージが強いファミリアですが、5代目から4ドアセダンの取扱を開始。
この7代目はハッチバック、セダン、アスティナと展開したブランド全てでデザインを変えており、このセダンはベンツ190Eの影響を受けたボディフォルムとなっています。
続いて13作目(1994)遂に念願のあの車種が登場します。
まずは珍しい?警視庁原宿西署の車両達から。
最初に登場したのはR31スカイラインパト。3枚目で2人が現場を離れる瞬間に全体が顔見せします。そして現場に入って来たのは5代目カペラセダン?後ろ姿のみなので断言は難しいですか…今作の2人は珍しくこの覆面車で現場入りしています。
そして3枚目の奥にいるのはパジェロ。この辺は実際の警察車両でも見られるメンツですね。
捜査で長野へ飛んだ2人、山口警部補は車を気にする男性に出会います。
今回のクラウンはここで登場。お馴染みのS130型。エンブレムが長めなのでスーパーサルーンエクストラ?
どうやら途中で事故にあったようですが…。
事故の回想シーン。ガチでぶつけてはいないものの、擦り傷はちゃんと表現されています。
S130も87年デビューですから当時でも7年落ち。軽いスタントにも使われるのはまぁ違和感ないかなと(というかこのシリーズの登場車大体型落ち車なんですよね…)
そんな擦り傷を付けられたのは今回の犯人車。
初代フォードプローブ後期です。
1988年に当時提携を結んでいたマツダとの共同開発で登場したクーペで、カペラC2をモデルにエンジン部分をマツダが、それ以外のエクステリア面をフォードが担当。
日本では正規輸入モデルとして左ハンドルのまま販売されました。
1993年にデビューした車種で当時の現行型ですが、独特過ぎたデザインやサスペンションセッティングがファミリー層に受けなかったことや、マツダの経営不振の煽りを受け97年に販売終了。ただし海外向けの生産は継続されました(今回こんなのばっか…)
使用されたのは4ドアクーペという名の5ドアハッチバック、純正オプションの電動サンルーフ付です。
この緊急走行の映像、実は2回使い回してます(画像は1回目)
社員の給料を運ぶ北辰建設の現金輸送車。
H100ハイエースワゴン4WDです。途中で盗難車のトラックによる襲撃を受けますがこちらもハイエーストラック?
後で発見された時に写ったその内部ですが、現金輸送車と言うにはかなり豪華では…?
その襲撃現場にやって来た覆面車。
こちらはMS-6後期。走行シーンなどはありませんがマツダ提供が徹底しています。
警察署に止まる2台のパトカー。
本物ですかね?スカイライン並び?
そして今話の終盤の鍵にしてようやくの登場。
Y31セドリック4ドアHTです。
冒頭、轢き逃げ事件の加害車として登場。回想シーンでしか姿を見せませんが終盤に実車が登場。被害者がぶつかった為、左ヘッドライトが割れています。この車の登場によって、事件の真相を明らかにすることになります。
このスタントだけは別の方がブログで紹介されており、ナンバーからブロアムvipターボとも判明しています。ベイシティ刑事の赤い奴と同じですね。
4枚目で写るコーナーポール。純正オプションの一つですがなんか調べた所初代FY31シーマと同じらしい?(セドグロ用は別である)んですがどうなんでしょうかね。
続いて14作目(1994) 今回はこの回までです。
冒頭、埠頭で佇む1台のセダン。2人の男が落ち合うが、助手席の男が運転席の男にナイフを向ける。運転席の男は逃げる間もなく刺し殺される…。
暗いですが、後ろのセドリックのエンブレムが読み取れますね。
グレードは…ブロアム?にしてはちょっと長いような気もしますが。
冒頭の殺人現場へ急行するパトカー。
そして今回2人を連れてきた覆面車はマツダユーノス800。マツダ5チャンネル化によって誕生した新ブランド、ユーノスのフラッグシップモデルとして93年に誕生。つまりバリバリの現行型。V6の前輪駆動中型セダンで、量産車初のミラーサイクルエンジンを始めとする豪華装備が搭載されました。
97年にユーノスブランドが廃止されるとミレーニアに改称。当初のコンセプト「十年基準」の如く、登場から10年後の2003年に生産終了し、以降高級セダンの後継開発は行われなかったことから、結果的にマツダ最後の最上級セダン車という扱いになっています。
木ノ実氏とセドリックのアップ。
東京日産モーターのOKマークが見えますね。
今回のレンタカーもマツダランティス前期。恐らく前回の個体から、ナンバーを変えた物だと思われます。
前回はほとんどフロントが写りませんでしたが、今回は全編に渡って大活躍。中盤にはバイクとのカーチェイスシーンも存在します(クレジットに高橋レーシングの名前もありました)
その出動シーンなんですが、明らかにトランクが浮いています。鍵閉め忘れた?
ラストは秋田県警のパトカー。
2枚目はラストシーンに登場した個体ですが何処にサイレン付いてんの…
後ここには入れてませんが、ホテルの駐車場にA31セフィーロが写るシーンがあります。
今回はここまで。推測ですが、後半に登場したマツダ車は、広報車を使っている可能性があるんですよね。何分パンフレットの個体とかと塗装が似通ってるので…。
さて、来年分の放送がいつになるかわかりませんが、シリーズも折り返し。
次回からは大きく展開が変わってきます。