こんにちは
今回も前回に引き続き「混浴露天風呂連続殺人事件」シリーズから登場車をご紹介していきます。
今回は6〜10作目。この頃になるとマツダがスポンサーから外れた為、様々なメーカーの車両が顔を揃えることになります。私としても、いよいよここからが本番と言った所ですが、実際調べてみると早くもあのメーカーばかりに…?
それでは車種紹介。
まずは第6作(1987)
今作は若い女に惹かれて喧嘩した山口警部補が別の男に惹かれるというお話。
その男が乗ってきたレンタカー。5代目C31ローレルセダン前期型。既に現行から退いた型落ち(84年にC32へモデルチェンジ)かつ、あまり売れ行きがよろしくなかったらしく、この様な前期型はこの頃から結構破壊される様になってたようです(あぶ刑事でも中破壊されてましたし)
しかしこのような場面でローレルとは珍しいですね(普通セドかクラウンとかなんですが…)
一方で、こちらは今回の温泉ギャルズが使ったレンタカー。
7代目S120系クラウンセダン。今作初登場です。
県警のパトカー。
チェリーっぽいんですが角目4灯じゃないしこれは一体…。
今回の県警覆面はクラウンセダンスーパーサルーン
ですがわナンバー…?実はこれ、先ほど登場したレンタカーの流用。この頃のドラマでこういうことをするとは珍しい。
続けて第7作(1988)
出所した殺人犯のその後を追う名目で青森にやって来た2人。早速レンタカーを借りて市内へ駆り出します。
連続登場のS120系クラウンセダン。この頃から、白のクラウンがメイン車にちょくちょく顔を出す様になります。
青森県警名物の白鳥マークも健在です。
左近警部が港で会った女を乗せたタクシー。
この頃のタクシーは910ブルーバードが多いんでしょうかね?
続けて第8作目(1989)。今となっては珍しい?車がメインとして顔を見せます。
冒頭、張り込みをしていた2人の使用車として登場した車両。写ったのがフロント上部とこのリアのみですが、ブルーバード…?
ヒントはリアガラスの文字ですが…
今回のメイン使用車はいすゞピアッツァ・ネロ
メインがレンタカーが多いこの作品ですが、今回左近警部は正式に休暇を取っていた為、恐らく彼の愛車と見て間違い無いでしょう。
ピアッツァは1981年に絶版となった117クーペの後継モデルであり、いすゞが製造した最後の乗用車(SUVやワンボックスを除く)でもあります。
ピアッツァは伊藤忠傘下の自動車販売店ヤナセによっても販売され、そのモデルがこのピアッツァ・ネロとなります。
販売にあたって、いすゞ販売のピアッツァとは差別化が図られ、1984年からは前照灯が4灯式に変更。今回登場したのはこの頃のモデルになります。
左近警部が探している彼の姪っ子とその彼氏が乗っていた車。街の遊撃手こと2代目いすゞジェミニ。パリ凱旋門でのド派手な片輪走行のCMで有名ですね。
今回使用されたのは3ドアハッチバック。オプションのユーロルーフを搭載しており、途中ルーフを開放しているシーンも存在します
栃木県警のパトカー
5代目ギャランΣですかね。よく見ると助手席側のミラーが増設されています(本物持ってきた?)
途中出てきた高級車
この数秒のみの登場で詳しく絞り込めず…
続けて9作目(1990)
この回は車の登場シーン少な目です。
富山空港で2人を乗せた地鉄タクシーのS130クラウンセダン。クラウンもモデルチェンジしましたが、セダンではこの代まで丸目も存在していました。この回では他に・・・1の地鉄タクシーと東京無線の個体が登場しています。
富山県警の覆面車であるS130クラウンスーパーセレクト。
同じS130でもかなり印象が異なりますね。
中盤、2人はTX170カリーナを借り、知り合った一行の車(GX81クレスタ)に同行します。
9作目はこれだけ。続けて10作目(1990)です。
この回はなんと現吉本GMの間寛平氏が本人役で登場。しかも、まさかの殺人予告を受ける!?彼の警護の為、左近山口両刑事は一路北海道釧路へ飛び立ちます。
冒頭、昼食時間を利用してデートに繰り出した2人。まさか覆面車!?と思ったんですが後で内装写るシーン見ると無線機無かったので左近警部の愛車かと。
真正面からの画が全く無かったですが、ローバー800前期ですね(え?ローバーの覆面は別作品であっただろって?)
ホンダとの共同開発で誕生したローバー800。海外向けではありましたが、日本仕様も製造されました。が、左ハンドルだったのは初期のみで、途中から右ハンドルになったようです。今回使われたの、もしかしたらレア…?
寛平氏を出迎えたラジオ局の迎えの車(局の車かと思ったら緑ナンバーなので違う)
S130系クラウンセダン。エンブレムから3.0L車な事は伺えますがグレードエンブレムからしたらスーパーサルーン?
今回はラジオ絡みという事で、地元放送局ラジオ北海道の社屋も登場。表に止まっているのはサファリで後のシーンにも何度か顔を見せます。
ラジオ北海道、ありそうだと思ったんですがどうやら架空の局の様です。スタッフロールにはその様な名前がなかったので…。
空港で2人が乗ったタクシー。釧路交通の138号車。5代目C32ローレルセダンタクシー。
ローレルのタクシーは1993年まで製造され、以降はクルーへと引き継がれました。
今回2人がレンタカー。こちらもS130クラウンセダン。こっちはノーマルの2.0Lになります。
この個体、レンタカーでありながられナンバーなのが特徴。私も初めて知りましたが、れもレンタカーに使われる仮名文字な様です。
リアガラスになんか貼ってんですよねコイツ(レンタカー屋の印?)、後グレードはこちらもスーパーサルーン。
ここからはその他の車を。
今回の温泉ギャルズの車は後ろ姿しか写ってません。カローラでしょうか?
北海道警のパトカー。前のワゴンは検索かけたらカリーナサーフではないかと。
カリーナの5ドアワゴンの別称になります。
一方でセダンはこれまた特徴的なテールです。こう見えて丸目4灯でした。一体何ぞや。
因みに、セダンはTBS版十津川と同じサイレンSEが使用されていました。
ラストは一旦東京に戻った左近警部が使ったタクシー。一瞬ですがMARKⅡの文字は見逃せませんね。
今回はここまで。やはりというかトヨタ車(特にクラウン)メインですね。それでも何故かいすゞメインになってた回もありましたが。
この先、どんなメンツが出てくるのか。ここまで現行のY31セドグロが一度も姿を見せないのが気になりますが…。