こんにちは。
先日BS朝日で西村京太郎没後1年企画として、トラベルミステリーシリーズの抜粋放送がありました。
どれも録画して見ていましたが、劇用車に興味を持った自分が見るとどうしても、そっちの方にも目が行ってしまいます。しかしこのような作品に登場する劇用車はあくまで、捜査員の足として目立たない存在であり、あまり注目されません。
しかし私はあえてここに注目し、それを発信する場を作ろうと考えました。
これが、私がこのブログを始めるに至った経緯の一つです(もちろん前からやりたいなとは思っていましたが)
そして今回から不定期でやっていくのが、劇用車から見るテレビドラマシリーズ。1発目はもちろん、トラベルミステリーシリーズです。
西村京太郎トラベルミステリーシリーズは、1979年、大映と朝日放送制作で始まった2時間ドラマシリーズで、原作はもちろん西村京太郎氏の十津川警部シリーズ。
主役である十津川警部を演じるのは三橋達也氏。氏は当時同じ朝日放送制作のドラマ「鉄道公安官」の瀬川室長役としても出演されており、鉄道系の作品2つを出演されていました。相棒の亀井刑事は綿引勝彦氏。第3作では原作ではお馴染みのキャラクター橋本豊役としてスコッチこと沖雅也氏がゲスト出演するなどしていました。
その3作目の後は制作が東映へ移り、ナンバリングもリセット。ここで、亀井刑事役が愛川欽也氏に変わり、以降18年間コンビを組むこととなります。
周りを固めるレギュラーも2作目から愛川氏の息子である井川晃一氏演ずる清水刑事、4作目からはその相方として山村紅葉氏演ずる北条刑事(3作目の時点でゲスト出演している。また8~10作目は未出演)、そして5作目から森本レオ氏演ずる西本刑事が登場し、以降十津川班はこの5人で10年近く固定されます。
そんな10作目として制作されたのがこの作品です(先述の通り紅葉さんはこの回は未出演)
原作本
大阪府警での研修を終えた西本達は休暇を取って北陸方面へ。そこへ向かう特急雷鳥9号の車中で、射殺死体が見つかるという大事件。その容疑者の一人として謎の女性が浮上するが、彼女は黙秘を続け・・・というのが大まかなあらすじです。
この謎の女性を演じたのは眞野あずさ氏。このドラマ放映時(1987年)の前年に、火サスで似たようなことドラマの主演をつとめ始めたばかりですが、そのドラマとは印象がまるっきり異なるので必見(火サスの方もいずれ取り上げる予定です)
さて、ここからが本題。
トラベルミステリーシリーズ、というより、土曜ワイド劇場はこの作品が始まった頃からマツダがスポンサーとして名を連ねていました。その為初期作品ではレギュラー車としてルーチェ、ルーチェレガート、その他の車としてコスモが使われるなど、マツダ車がフル活用されていました。
しかし1986年にマツダのスポンサー契約が終わると、劇用車も様々なメーカーの車を使っていくことになります。この10作目は、そんなころにとられたお話です。
この回は白パトのシーンが少なく、大半で移動手段として登場していたのは・・・
このS110クラウン後期型1台のみでした(正確にはこのほかにも現地の覆面車が1台出てくるんですがたぶん使い回し)
このグリルで該当するのは後期型のみなんですが本当にあっているのかちょっと不安なところ(奥の世田谷線車が古い…)
他には
眞野氏演ずる容疑者を乗せたタクシー(低画質でわかりにくいがルーチェ?)
ベンツW126(500SEL?)のみでした(未判別であればもう少しあるかもしれませんが)
こんな風に、今後しばらくはトラベルミステリーシリーズ、そしてその他の好きなドラマに出てきた劇用車を、不定期で更新していきます。
車に関しての知識はまだまだ浅いので、調べながらにはなりますが、できる限り正確にお伝えしていくつもりです。
今後ともよろしくお願いいたします。